守口大根 -もりぐちだいこん-
大阪天満宮周辺を発祥とする「大阪宮前大根」の香の物を豊臣秀吉が「守口漬」と名付け「守口大根」と呼ばれるようになりました。太さ数センチメートルに対し、長さ約1mと細長いのが特徴。
粕漬けが有名です。
碓井豌豆 -うすいえんどう-
明治時代に羽曳野市碓井地区にアメリカ合衆国から導入され、改良されたむき実用えんどう。
小型でさやと豆の色合いが淡いですが、甘みが強いのが特徴です。
難波葱 -なんばねぎ-
大阪市難波周辺で江戸時代からさかんに栽培されていたことから「難波葱」と呼ばれます。口碑によれば711年頃に難波から京都の九条地区に伝わり、改良されて九条ねぎになったと言われています。
鴨肉とねぎが入ったうどんを「鴨なんば」と呼ぶのは難波葱に由来しています。
葉の組織がやわらかく、強いぬめりと濃厚な甘みが特徴で、株立が多いという性質は、明治時代の文献にも紹介されています。